21gの音色

孤独に羽が生えた。それは偽者の羽だった。

2016-09-27から1日間の記事一覧

ファッとしてプラネタリウム

予定の時間は過ぎていて、もう夜が明けようとしている。重い身体を引き摺り丘を登る。 見下ろす誰もが笑っていた。「もう当分星は見たくない」と言い合ってふざけたりしたのに。砕けたりすることのない月が落ちている。蒼白く発光する水面。海月が沈む。朝日…